きもの箪笥*きものメモ

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君野倫子

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着物好き、歌舞伎好きの文筆家・君野倫子です。
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映画「蝉しぐれ」と「春の雪」

我慢ならず、数日前、本当にこの2本の映画をはしごして観ました。
娘が遠足でいないすきに、お昼ぬきで移動しました(なにゆえ、そこまでするか・・)。
ぴったりお迎えの時間直前に終わってパーフェクト。

江戸がお好き?大正ロマンがお好き?という感じでした。
私は「蝉しぐれ」のがずっと好きでしたが、これは好みの問題ですね。

映画「蝉しぐれ」
『20年、人を想いつづけたことはありますか?』

当たり前ですが、本当に市川染五郎はたたずまいが美しいです。立ち振る舞いもかっこいい。安心して観れます。木村佳乃も楚々とした美しさは文句なしです。着物を着たときの襟足のあたりが本当に綺麗。

この映画、約半分くらいを青年期を描いていたので、もう少し、市川染五郎&木村佳乃を見たかった気がしました。木村佳乃の着物姿はほんの数枚。残念。ちりめん(たぶん)の染小紋は可愛かった。この半衿の出し具合が本当綺麗だわぁ。

青年期を演じた佐津川愛美は、まるで<おしん>だった。いや、いい意味で。
石田卓也はう~~ん、これからかなぁ。

原作を点と点で描いた感は否めませんが、日本の四季おりおりの美しい映像は素晴らしかったです。そして、セリフや状況説明も極力控えた脚本も日本映画ならではなかな。
後半、ホントにじわぁ~~~~~とくる映画でした。
最近の超わかりやすい映画とは違う良さがあります。

ラストのおふくのセリフ

「文四郎さんのお子が、私の子で、私の子どもが文四郎さんのお子であるような道はなかったのでしょうか」

これにはやられました。
また、文四郎が「おふくさま」ではなく「ふく」と呼んだときの何とも言えない切なさ。
文四郎を見つめるおふくの瞳に浮かぶ涙。それはそれは美しいです。

このラストにほとんど白に近い紋綸子を選んだところが泣かせるなぁ~と思いました。よけいに美しかったです。

緒方拳、原田美枝子(この人も着物姿が可愛い)、柄本明、大滝秀治など脇もいいです。
もう、ひといき・・・欲しかった気もしたけど、「たそがれ清兵衛」「隠し剣ー鬼の爪」の山田洋二監督に続いて、今後楽しみな監督です。

あ、ひとつ、なぜエンドロールで一青窈の主題歌が流れない!?
流してほしかったよ。


映画「春の雪」
『愛しては、ならない』

原作のファンには観るのが恐い作品だったことでしょう。
好き嫌いが分かれる、びみょ~~~な作品だったと思います。

大正時代の良家の「おひぃ様」「若様」と呼ばれるようなの世界は平成の庶民の私には、映像すべてが非現実な世界でしたが、和洋折衷の衣装や装飾、生活ぶりなど見事でした。
和と洋が同時に存在する空間美は見ごたえありました。きっと、ここに一番、お金をかけたに違いない。。奈良の景色も美しい。

最近、映画もドラマも何かって言うと、すぐ妻夫木くんですね。
他にいないんでしょうか。

妻夫木くんは、昔の三浦友和を思い出しました(笑)。
純文学だからでしょうか?「春琴抄」とか思い出したわ。
確かに、アップに耐えうる美しい俳優だと思います。

詰襟好きにはたまらん映画なので、詰襟好きな方はぜひ。
彼はまだまだ学ラン着られますね。いくつまで着るかしら。

いや、妻夫木ファンは必見、ファンでない方には笑いを誘うのが、
「素肌にサスペンダー」 「ふんどし姿」ホント、微妙。
彼はとっても痩せているので、ぺったんこな胸板がホント・・・なんと言っていいのか。

あと、大正時代独特の言葉の言い回しがこなれてませんでした。残念。
清顕の肉声と感じるところまで、自分のものになっていなかった気がしました。
舌かみそうで心配でしたよ・・。

きっと原作を読んでない人は、ただの「好きな子にはいじわるしちゃうんだ」的
な純愛ものだと想ったんじゃないかと思うなぁ。
あと私、ドラマや映画で見る、彼のキスシーンが嫌いで。
映画「ジョゼと虎と魚たち」でも思ったんだけど、美しさに欠ける。
がっつきすぎ、ベタベタすぎ。
・・・とけなしすぎ?いや、美しかったよ。あれだけのアップに耐えられる俳優は少ないし。
妻夫木くん(フォローになってない?)。ファンの方、ゴメンなさい。

竹内結子の振袖姿は残念ながら数枚ほど。ドレスの方が多かった気が。
でも、写真の振袖は素晴らしかった。あの年齢でないと着られない鮮やかなエメラルドグリーンに大きな蝶の柄でした。

そういえば、清さまががっついて帯をほどこうとしたときの聡子は良かったです(笑)。
襦袢姿はやっぱり本当に女を艶っぽく見せるのよね。ホント。
途中、パーティか何かのおりに、振袖に大きなネックレスをしていました。お?と思っていたら、エンドロールで衣装協力に撫松庵さんの名前があったので、なんとなく、納得したりして。
ありえない(笑)ドレス姿も本当に綺麗でした。竹内結子の衣装だけでも見る価値あったと思います。

芝居で言えば、清さまの祖母役の岸田今日子と、蓼科役の大楠道代、月修寺門跡の若尾文子は本当に素晴らしかったです。特に若尾文子の関西弁が良かった。存在感が違いますね。

でも、難しいことを考えず、男性は「清様」になりきって、女性は「おひぃ様」になりきって、観ると楽しいかもしれません。。

あ、一番のダメ出しは主題歌。なぜに宇多田ヒカルのあの歌なのか。
わかりませんでした。

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振袖に大きなパールのネックレスとか、当時の裕福な人はそういうおしゃれをしていたそうですね。私もあの姿は印象に残っています。

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