きもの箪笥*きものメモ

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君野倫子

Author:君野倫子
着物好き、歌舞伎好きの文筆家・君野倫子です。
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花森安治(1)

古い雑誌が好きなのですが、終戦の翌年、昭和21年の『婦人公論』を読んでいたら、こんな特集がありました。
 「端布だけで作れる新しい手提袋」 
よく見ると、あの花森安治のデザインと絵、簡単な作り方が書いてあります。

01142006a 大正の竹久夢二も好きですが、戦後の中原淳一と花森安治も大好きです。中原淳一と花森安治はデザイナーであり、編集者でありました。自ら企画をし、取材をし、文章を書き、デザインをしました。

2人とも当時の日本の女性に多大な影響を与えた雑誌を作りました。中原淳一は「それいゆ」、花森安治は「暮らしの手帖」。

2人はほぼ同世代です。個人的には、中原淳一の方が圧倒的に美的センスはあったと思いますが、中原淳一が戦後の着飾ることはぜいたくと思っていた女性に「美しくあることはぜいたくではない。本当の意味で美しいということ」をあらゆるアイデアを駆使して教えました。一方、花森安治は戦争だけでなく、国や企業に振り回されてきた女性たちに「本当に女性が賢くあるということ」を教えました。どちらも、本当の意味での<豊かさ>を<雑誌>という媒体を通して、多くの日本の女性に影響を与えました。

・・・と私は思ってます。

このとき、それを女性たちに教えたのが<男性>だったということは・・複雑ですが。

01142006b
この昭和21年の『婦人公論』のこの特集にこう書いてあります。

眞實のない流行は亡びる。物の入らないハンドバックは捨てられ、戦争中のあの大きな袋も、いまとなっては、みじめな思ひをさせるだけである。しっかり物が入って、しみじみと美しさのこもった手提袋、それをはぎれで作って見よう。はぎれのたのしさは、女ならみんな知ってゐると思ふ。

これを読んだとき、『今もむかしも、はぎれの楽しさは女ならみんな知ってゐる・・わぁ』と昭和を生きた花森さんに言ってしまいました。
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COMMENTS

河口湖に
中原淳一美術館がありましたが、なくなってしまいましたね
とても残念でなりません。
閉館直前に行ったのですが、ハギレの山とミシンが置いてあるコーナーがありまして、無料でハギレを使って勝手にミシンを使って何か作れば~みたいなお部屋なんです、なんだかおもしろ楽しいでしょ~
ポストカードやパンフレットなど、無料で配ってましたね~~
最初で最後でしたが、行くことができてよかったです。
はぎれらぶ
いろいろ考えさせられました。
昨年入院した祖母の部屋から、たくさんのはぎれが出てきました。それをこれからどうしようかと母と二人で今悩んでいるところです。
母もわたしもあまり手先が器用ではないので・・・。でも見ているだけでわくわくしてしまう位たくさんあるのです。
 手提げを作るのが、大好きです。終戦翌年に書かれたこの文章をブログで読んで、心を揺さぶられる思いでした。皆に話しています。だって、今でもハギレは本当に楽しいから。ことに古い着物や、洋服地、帯。元気が出ない時、布の組み合わせを考えて、グラニーバックなど作るといい気分転換になります。素敵な文章を紹介してもらい嬉しかったです。着物の本も愛読しています。着物暦1年半。
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