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君野倫子

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着物好き、歌舞伎好きの文筆家・君野倫子です。
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第七回「松鸚會」&三響会@新橋演舞場

10272006仕事が追い込みというのに、こんなことをしていたから徹夜で原稿ということになるんです(・・反省)。でも、だからと言って、せっかく取ったチケットを無駄にはできません。というか、無駄にする気もさらさらないですが~。

昼から染ちゃんの舞踊研究公演、夜は三響会です。
夕方から夜にかけて雨がぱらつくかもよ・・と言われ、結局、雨に備えてポリ。帯はヒネのリング。少し、派手目な着物が着たかったんですが、そもそも派手なものを持っていないので、このレベルです(笑)。

舞踊研究公演&三響会については、興味のある方は続きをどうぞ。
26日に松竹座の楽日を迎えた染ちゃん。次の日、27日は東京で松本流の舞踊研究公演です。なんと、忙しい。体が心配になります。昼の部に行ってきました。

●日本舞踊研究公演 第七回松鸚會@日本橋劇場
「安宅の松」弁慶:市川染五郎
「新作舞踊劇 色褪平耀譚」(脚本、演出:松本綿升←染ちゃん)


そもそも、この公演に行くこと自体、マニアックです(^^;)。
染ちゃん、ちょっとお痩せになったかしら?ちょっとお疲れだったかしら?と思いましたが、染ちゃんの初弁慶(かな?)観られて良かったです。弁慶役者になるのが夢ということですが、確かに彼は線が細いのですよね。でも、今までにない染ちゃんならではの弁慶がこれから作られていくのではないかと期待します。

新作舞踊は、「耳なし芳一」の脚本・演出。
現代に親しんでもらえる舞踊の架け橋になるために・・という染ちゃんの思いは・・よくわかります。きっと舞踊にも歌舞伎でも、彼にはそういう役割があるのだと思います。が、彼のぶっとんだ感覚に、まわりがまだついていけない部分も・・ありますね。あまりにたくさんやりたいことがありすぎて、まとまりきれない感性、まわりがそれをつかみきれない・・みたいな。

しかし、ここでも曲は違えど、さりげにお弟子さんに「かぶカン」を躍らせているところが爆笑でした。

でも、お弟子さんたち皆さんが、染ちゃんを愛していることが感じられたアットホームでいい公演でした。

最後に染ちゃんスーツでご挨拶。
小さい箱だったので、近くで観られたことは眼福でした。

ただ、この公演以後は劇団★新感線のお稽古に入り、2月いっぱいまでは新感線漬け。3月以降のスケジュールが出ていないので、しばらく染ちゃんの歌舞伎はおあずけです。

この公演のプログラムに『今後はますます歌舞伎に力を入れたい』と書いてありました。劇団★新感線の芝居の後は、またいっぱい歌舞伎出てくれることを楽しみにしています。染ちゃん、よろしく!


●三響会@新橋演舞場
さて、観たいと思った頃には完売だった三響会。でも、ふと松竹を観たら、戻りチケットがあったのか3階のみチケットが出ていて、とりあえず、亀ちゃんの歌舞伎は見納めということでチケットゲット。

「三響会」は亀井広忠さん、歌舞伎囃子(はやし)方の田中傳左衛門さん、田中傳次郎の3兄弟が主宰する公演。年に1回の贅沢な内容です。

今回は「伝説と伝承」がテーマ。伝説となっている人物を招き、「若手が伝承していく」のが企画の狙い。ここで言う伝説は、大太鼓で活躍する林英哲、歌舞伎の段四郎さんなのかな。そして、若手出演者が伝承ということだと思われます。・・たぶん。


1. 囃子競演
  亀井広忠、傳左衛門、傳次郎
  大太鼓:林英哲

2. 藤娘
  中村七之助
 
3. 歌舞伎「安達原」
  市川段四郎、市川亀治郎、中村梅枝

4. 能 「安達原」
  片山清司(夜の部)、野村萬斎


◆囃子競演

太鼓の林英哲氏をいれての囃子競演。
いつも歌舞伎で拝見していて、お囃子ってカッコいいなぁと思っておりましたが、やはりかっこよかったです。尺八、箏、三味線なども入り「魔界転生」の演奏も。ちょっとマイクの音が耳障りだった気も。


◆藤娘

七之助の「藤娘」。
実は「藤娘」を観たのがはじめて。
七之助の踊りもはじめて。

なので、誰かと比べようもないし、あまり知らないのですが、正直言って・・「これでいいの?」と思いました。
可愛いぃとも思えず、綺麗とも思えず・・あれ?と思っているうち終わった・・という感じです。3階だったからか?う~~ん。終わったあとの会場は結構、正直だったような気もしました。

七之助はやる気のある時とない時では、全然違うと・・誰かに聞いたことがありますが(ホントなの?)、やる気なかったのか、練習不足なのか、ものすごく動きが硬かったし、踊りも雑な感じがしました。
でも、実際のところ、どうだったんでしょう。そう私が感じただけでしょうか。


◆歌舞伎「安達原」

「安達原」といえば、この間観たわ・・と思っていたら、私が観たのは「奥州安達原」でした。初心者ならでは・・の思い違い(笑)。鬼婆の方の「安達原」でした。

やっぱり、亀ちゃんは素晴らしいぃ。亀ちゃんならでは濃縮鬼婆って感じ。正直、しばらく歌舞伎の亀ちゃんが観られないというのに、老女&鬼婆か(^^;)・・と思っておりました。でも、ホント観てよかったです。1日かぎりの公演とはいえ、ものすごく見ごたえのあるものでした。

老女の場面では、とても抑制のきいた演技と動き、花道を引っ込む時も息を呑むような・・すぅ~~っと消え入るような引っ込みです。
そして、鬼婆になって登場したら、今度はものすごくエネルギッシュです。迫力ある仏倒れもみごと。最後は拍手をせずにはいられませんでした。

老女→鬼婆へのめりはり、特に抑制の効いた演技はやはりいいなぁと思います。

そして、段四郎さん。いつもはじっとしているお役が多いので、軽快な踊り(なんと海老ぞりまでっ!立役の海老ぞりは初めて見ました。)、こんなに動いている段四郎さんを初めて観たので「恐るべし、歌舞伎役者!」とあらためて感動しました。

そして、中村梅枝くん演じる僧、祐慶。とても涼しげないい男で、上品でした。とても綺麗でした。

亀ちゃんの歌舞伎は、来年の海外公演まで、国内では、来年の亀治郎の会までおあずけです。ぜひぜひ、大河でがんばってほしいと思います。また、大河が終わったら、一まわりも二まわりも大きくなっていることでしょう。



◆能「安達原」

実は初めての「能」でした。
歌舞伎で同じ演目を観たすぐ後だったので、あらすじはわかりましたが、これが逆だったら・・さっぱりだったかも。

印象は「なんて能って静かなの」(笑)。
アイとかシテとか・・よく役割がわかりませんが、萬斎さんが登場したらパッと舞台が明るくなった気が。萬斎さんをもっと観たかったな。

能がわからないついでに、<眠る>というポーズが可愛いくて真似したくなりました(笑)。それからお面をかぶってしまっては、いやだお顔が見えない・・と思ってしまいます。これが染ちゃんだったら、ものすごいストレスだわ(そういう問題じゃないのか・・)。

それから、亀井広忠さんかっこよかったです。すごい迫力!


来年も同じ10月27日、同場所で三響会開催決定だそうです。
また、来年も三響会でしか見られない演目、楽しみです。
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倫子さんの感想は、本当に私たちと同じ目線なので、分かり易いデス。
「にやり」としたり「ふふふ」「あはは」「へぇ~~」「まあ!」なんて繰り返しながら読み進みました。来年の「三響会」是非拝見したくなりました。
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