きもの箪笥*きものメモ

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君野倫子

Author:君野倫子
着物好き、歌舞伎好きの文筆家・君野倫子です。
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元禄忠臣蔵@藤十郎バージョン

11062006また歌舞伎でスイマセン・・。国立劇場へ行ってきてしまいました。

午後から雨が降るという予報だったので、ポリに木綿帯。3階席だし・・ま、いっかと軽いコーデで。もしかして、雨女?(←今ごろ気づいたの?とどっかから声が聞えそう・・)一応、草履カバーと折りたたみ傘を持っていきました。が、降られませんでした。最近、このパターン多し。降らないなら、着たい着物もあったのに・・といつも帰り道思ったりします。

さて、先月は第1部吉右衛門バージョンを観ましたが、今回は第2部藤十郎バージョン(らぶりん目当て)でございます。歌舞伎好きな方は続きをどうぞ。
11062006b元禄忠臣蔵 第二部 四幕十場
真山青果=作
真山美保=演出
織田紘二=演出

《出 演》
坂田藤十郎・片岡我當・坂東彦三郎・中村東蔵・中村翫雀・中村松江・中村亀鶴・中村歌江・上村吉弥・片岡愛之助・中村扇雀・中村時蔵・中村魁春・片岡秀太郎・中村梅玉 ほか


出演者も渋い・・。
演目も渋い・・。
芝居も渋い・・。

今回も第1部同様、3渋揃いです。


ただ、第1部と違うのは上方の役者が多く出ています。第1部の男っぽい芝居とは、ちょっと雰囲気が違う気がしたのは演目もあるんでしょうか。しかし、通し狂言だからか、真山青果の作品だからか、台詞劇でしかも長い。歌舞伎で寝そうになったのは初めてです(笑)。まぁ、それくらい心地よい静けさだったんですが。まぁ、いろいろ書きたいことたくさんあるので、順番に。


今回は《伏見撞木町》 《御浜御殿綱豊卿》 《南部坂雪の別れ》3編。パンフレットには、役者さん自身が《伏見撞木町》を観たことがないと書かれているのに驚きました。それだけでも観れて良かったなと思います。しかし、第2部もぐっと我慢我慢の蔵之助なので、藤十郎さんもたいへんです。やっぱり、一番気分すっきり演じられるのは幸四郎さんですね(笑)。

さて、今回注目は・・・


秀太郎さん
実は、私、秀太郎さん大好きなんです。歌舞伎座の『暗闇の丑松』で秀太郎さんが演じたお今が好きで。後で『おぉ~秀太郎さんはらぶりんのパパだったね!』と驚いたんです。なので、今回、ひでりん楽しみで。

思ったとおり、秀太郎さんは《伏見撞木町》で私好みの遊女・浮橋を演じてくださいました。先月、白髪の老女を演じていらっしゃったそうですが、今月はもう可愛いぃ~~~。お顔も雰囲気も私好み。本当はおいくつになられるんでしょうかね?「京の香りを出したい」とパンフには書かれていますが、いい感じでした。芯が強くていい女でした。


秀太郎さんが演じる女は、見た目が綺麗とか、華やかとか、そういう外見だけじゃなくて、『この人は女のいやらしい部分とか浅はかな部分とか賢い部分とか・・そういうものをちゃんとわかって演じてる』と思ったのでした。台詞とか容姿だけでは出てこない、空気やそれこそ香りがちゃんと出せる役者さんだなぁと思います。

前にも書きましたが、女形さんは、白塗りを取ったところをあまり見たくないと思うのですが、ひでりんは大丈夫。白塗りとっても可愛いおじさまだから。



梅玉さん
《御浜御殿綱豊卿》の梅玉さん、存在感ありました。ものすご~~く長い場面で、ものすご~く長い台詞をこれでもかというくらい(笑)。やっぱり台詞だけで魅せる、聴かせるというのは、あれだけの長い時間、演技力がないと皆、寝てしまいます。そのへん一目瞭然なので、役者にとってはシビアな演目ですね。


らぶりん
この渋い出演者の公演で、どう考えてもらぶりんファンに違いないという20代のお嬢さんが客席に(笑)。数馬を引きずっている方がまだまだ多いに違いない(←私?)。これだけのベテランの中なので、やっぱり若さが光ってました(笑)。

らぶりんは《伏見撞木町》で登場。大石主税(おおいし・ちから)役です。ビギナーな私は今頃、『あぁ~~~あの種太郎くんがらぶりんになったのね!うん、いい成長だわ・・』と遅すぎる発見。しかも、『あれ?数馬が着ていた袴?あれ前髪落としちゃったの?』としっかり、数馬を引きずっていました(爆)。

種太郎君時代に早く前髪を落として元服したいと何度も言っておりましたが、とうとう、我慢ならずに元服してしまいました。が、らぶりん、またもや14~15歳の役。でも、一応、元服したので大人という扱いか。らぶりんに限らずですが、歌舞伎役者ってすごいですね~。自分の年齢の半分以下の歳の役を無理なくやれてしまうんですから。現代劇なら無理があると思います。

蔵之助に叩かれてしまう場面、ひでりんに優しく背中をさすってもらっている姿はなんだか微笑ましかったです。

そして、最後の幕《南部坂雪の別れ》で国学者・羽倉斉宮で登場。
あまりに別人だったので(数馬&主税を引きずってます)、アレ?誰?あの声は?もしや?と慌ててオペラグラスを探しました。

蔵之助に意見する羽倉斉宮は大人です(笑)。やっぱり、大人な役もお願いしたい(笑)。主税の時の声とは全然違って、落ち着いた低い声で演じてました。こちらもまた識学者だけど熱い人だというのがちゃんと伝わってきました。でも、長い長い台詞をがぁ~~っと1人でしゃべって、さっと去ってしまい・・ました。

愛之助さんのちょっと怒って怒鳴る声っていいよね~。
榎本@新撰組のときも穏やかで優しい榎本が、土方に1度だけ声を荒げるところがあるんだけど、あれがまた良かった。

時蔵さん
美しさには定評がありますが、今回は浅野匠の守の未亡人役。美しいのはもちろんですが、上品で未亡人の悲しみと蔵之助に対するいらだちがにじみ出ていました。

・・して、この時蔵さん。私が何に感動したかって、パンフの時蔵さん。歌舞伎座でも何でもそうですが、後ろのほうに『いつの写真やねん!子役はもうすっかり大きなって別人よ!』とつっこみたくなる古い写真が並んでます。まぁ、それは今回も同じなんですが、一言インタビューの方はカラーで撮りおろしです。この時蔵さんのダンディなこと!なんか、誰よりもおしゃれでかっこいいおじ様で素敵。


この元禄忠臣蔵の3ヶ月通し狂言。渋いのでお客さんも年齢層も高く、男性が多いです。でも、これ1部観たら、絶対2部、2部も観たら、絶対3部も観ないと、ストレスたまります。おもしろいもんです。だからか、昨日12月の3部が発売だったんですが、ネット先行分はすでに完売らしいです。窓口の電話予約はまだ残っているようで、慌てて押さえました。

・・こんなところで終わったら、ものすごく欲求不満になります。
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COMMENTS

らぶ
ひでちゃん(なれなれしい?)はらぶりんのことを「らぶ」って呼ぶんだそうです♪ 3chの番組でそうおっしゃってました。
だから何?いやぁ、なかよし親子だなぁと。

12月の国立劇場は私も行きます。はじめ、全然行く気はなかったんですが、友達が「着物着て歌舞伎に行こう」と格安券を取ってくれたので。本末転倒…。
来月の信二郎は磯貝ですからね、楽しみですよね。
幸四郎で「最後の…」だから、てっきり磯貝は染五郎がやるのかとばかり思っていたんですが…それでも、美々しい信二郎が琴爪を抱いて死ぬ色男をやるってだけでそそられます(^。^)
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