きもの箪笥*きものメモ

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君野倫子

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着物好き、歌舞伎好きの文筆家・君野倫子です。
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三響会・夜

10272007長い長い三響会の感想を書いたのに・・消えた(T.T)。書き直すのに数日かかってしまいました。

この日はモロ台風です。一瞬、嵐の日は洋服で・・とも思ったんですが、よくよく考えて、洋服がない、こんな嵐の日に履く靴もない。仕方ない、やっぱり着物か・・と。当然、ポリです。履物もカバー付きの雨草履。そういえば、ずい分前に買ったポリの2部式雨コートがあったなぁ~と、初めて着てみました。でもMサイズだったからか、なんか大きかったです。やっぱり私は襦袢も雨コートも1部式が好きです。ぱっと羽織れるのが良いです。

雨の日、何が億劫かって、足元ですね。着物はポリで雨コートも着れば、全然気にもなりませんが。
この日は新橋演舞場だったので草履のほう良いと思い雨草履にしましたが、室内でカバーのついた草履もいまひとつ美しいものじゃないし・・。雨下駄の方が足元は濡れませんが、やっぱり歩きにくいし。何かこの億劫さを解消するモノはないものか・・と思います。

雨草履を履いたって意味なし・・というくらいの雨で、足元はぐしょぐしょでした。もう途中ですっかり諦めました(笑)。


そんな嵐の日でしたが、三響会は最高でした。
ほぼ1~3階まで満席だったようです。
行ってよかった~♪感想は続きをどうぞ。

さすが三響会。お能、狂言、舞踊関係の方が多いのか、こんな嵐でも着物人口多し。しかも、きっちり着物が目立ちました。
国立千秋楽→新橋演舞場と流れてきた染ちゃんファンも多かったと思います。


一、能楽五変化 ~神・男・女・狂・鬼~
能はさっぱりわからないのですが、芝居とも舞踊とも違う独特の空気感でした。でも、今回の照明も舞台装置も本来は能にはないもののはずだから、ある意味、斬新な舞台だったに違いありません。

ふと能面をつけていると、大好きな役者さんがどれだかわからなくて、顔が見れないのはものすごく寂しいじゃないか・・などと、くだらないことを思ったり(笑)。年に一度の三響会でしか触れることのない能・狂言ですが、毎度、大鼓の亀井広忠さんのかっこいいこと。亀井広忠さんが打つ鼓はヒップホップ(笑)、ものすごいリズム感と迫力です。丹田からエネルギー放出しながら打ってる感じで、亀井さんは大汗。スポーツみたい。いつも目が釘付けなって、舞台が終わる頃には、主役は鼓だって思ったりします。


二、月見座頭

座頭:藤間勘十郎
 男:茂山逸平
 男:中村勘太郎

語り:片岡愛之助(昼の部)、野村萬斎(夜の部)

らぶりんの語りは見れなかったんですが、きっと、らぶりんはきっちりまっすぐ語ったに違いないと思います。らぶりんらしく。

萬斎さんはやっぱり余裕がありますね。
すっぽんから出て顔を隠していた扇を取った瞬間『ばぁ~~~~』ですもん。急に出演依頼が来て、今日も何をしたらいいのかわからず来たら、パンフにはちゃんと出演者として名前が載っていて、語りと書いてある。どうやら語りをやるらしいです・・どっと笑いがおこって会場をつかみます。んで、語りはじめて本舞台へ行き、傳次郎さんに『演出です』、傳左衛門さんには『家元です』とお側まで寄っていじってました。傳次郎さんも傳左衛門さんも笑いこらえてました(笑)。

舞踊の勘十郎さん、歌舞伎の勘太郎くん、狂言の茂山逸平くんの競演です。こんな競演もなかなか見られませんよね。

染ちゃんや亀ちゃんのエネルギーあふれる踊りが好きな私には、勘十郎さんの舞踊はとてもまとまった感じの踊りでした。演出はとてもコミカルで楽しかったです。なんといっても、勘太郎くんと逸平くんという若手が一緒に舞台に立つ姿は微笑ましい。どちらも出すぎず、きっちりと勘十郎さんを引き立てていました。


三、一角仙人(夜の部)

一角仙人:市川染五郎
施陀夫人:市川亀治郎
  臣下:中村七之助
  龍神:梅若晋矢
  龍神:梅若慎太朗

最後の演目で染ちゃんがおいしいところ全部持っていった感がありました(笑)。ユニコーン・・じゃなくて、角のはえた一角仙人@染ちゃん。一角仙人は、鳴神の原典となるお話でインド神話でもあるそうです。でも、一応新作として、傳左衛門さんが構成、勘十郎さんが長唄の作曲、傳次郎さんが演出されたそうです。

久しぶりに亀ちゃんは天女のようで、何枚も上手な大人の女って感じ。一角仙人を色仕掛けで落とす時の<視線>と<指先>のまぁ~色っぽいこと。何でしょうね~あの色っぽさ。さすが・・亀ちゃん。でも、思ったよりわりと出番が少なくて残念。きっと、亀ちゃんも物足りなさを感じていたに違いない。

七之助くんの立役は珍しいですが、とっても爽やかで似合っていました。女形より若い立役のほうが合っているようにも思いました。

さて、染ちゃんですが、こういう『悪』はぴったりだし、うまいです。『朧・・』みたいな本格的な悪、『大仁坊』みたいなお茶目な悪も良かったけど、こういう勢いと迫力のあるのもいいなぁ。特にこの日は声の調子がとってもよろしかったようで、低くてよく通るいい声でした。

歌舞伎の「鳴神」ともちょっと違う感じがとてもおもしろかったです。
何が違うって「鳴神」の龍は鮭の滝のぼりかと思ったくらい軟弱龍ですが(笑)、今回はシテ方の風格ある龍神2名。ものすごく重厚感がありました。染ちゃんの一角仙人もちょっと歌舞伎まんまじゃなかったし、花道での大見得も幕切れの見得も迫力満点。花道へ行くときの能の唄がまた効果的で、やっぱり今一番、花道で勢いある役者は染ちゃんだわぁ~ホレボレ。

亀ちゃんが歌舞伎復帰で、染x亀の舞踊が本当に観たくてたまりません。どこにリクエスト出せばいんでしょうかね~。

最後、ないと思っていたカーテンコールに染・亀・七揃って出てきました。これで三響会じゃなく歌舞伎公演?みたいな終わり方で、しかも主役の染ちゃん持ってっちゃった感じがしました(笑)。

1回こっきりの公演ですが、毎年終わったときに『いいもの見せてもらった・・』と思うのでした。来年もまた楽しみです。
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COMMENTS

残念
同じ空間にいたのに、お会いできなくて残念でしたね。

行かないつもりの三饗会でしたが、行って本当に良かったです。
染ちゃん、おいしいとこ全部持って行っちゃいましたね。
贔屓としては嬉しい限りなカテコでしたわ。
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