きもの箪笥*きものメモ

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君野倫子

Author:君野倫子
着物好き、歌舞伎好きの文筆家・君野倫子です。
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陽春大歌舞伎@御園座

04222008さて先週、関西方面~名古屋あたりを行った話がなかなか書けないんですが、少しずつ。そうそう御園座に行ってきました。なにげに・・与三郎を2回観てしまいました。・・もう1回くらい観たかったけど、我慢、我慢。

いつも実家に帰っても名古屋はほとんど素通りだったんですが、少し時間があったので、御園座へ行く前に駅前あたりをウロウロ。すっかり様変わりしてしまった名古屋駅ですが、テルミナとかユニモールとかエスカとか・・懐かしくて泣きそうになる。多少お店とか変わってしまったけれど、あの地下街の空気とか、明かるさ加減とか、人の流れとか、ふと学生の頃を思い出してしまいました。栄には行かなかったけど、栄なんか行ったら、泣き出しそうです(笑)。

・・なつかしの街を歩けて、楽しかったです。


『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』を目当てで行きました。さて、この演目、お富と与三郎の有名なお話です。『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』に、冒頭でお富がくわえている糠袋(P84)、与三郎のキセル(P35)も載せたので、舞台で実際に観れて嬉しかった!P84にあるようにお富が風呂上りに髪を整え、化粧をするシーンがありますが、これがまた本当にきれいで。そうそう、お富が湯屋帰りに手にしている手ぬぐいは、与三郎をやった染ちゃんの手ぬぐい(P61)でした。相手役の手ぬぐいを持つところが粋です♪

ということで、お芝居の感想は続きをどうぞ。
と、お芝居の感想の前に・・
04222008b染ちゃん@与三郎を楽しみにここ数ヶ月、必死で仕事してきたので、それはもう楽しみで楽しみで。幕間に舞台写真が販売されて、初役の与三郎ですから・・・そりゃ欲しくもなるじゃ~ありませんか。与三郎の写真が5~6枚あったかな。もう・・・・・どんだけ悩むのっ!というくらい、ボードの前で悩みまくって、結局どうしても1枚に絞れず(爆)、2枚買ってしまいました。うつむき加減のふし目がちなのが好き。


さて、お芝居ですが・・・。
仁左衛門さん&玉三郎さんコンビをテレビで何度も観て、今年の1月には愛之助さん&七之助くんコンビを浅草で観たばかり。でも、今回の染五郎さん&芝雀さんコンビは、今までと全然違う印象を受けて、やっとこの物語がわかった・・気がしました。だから歌舞伎はおもしろいんですよね。ほぼ同じ動き、同じ台詞、同じ物語なのに、演じる役者でまったく別物に見える。でも、どなたの型だったのか・・松嶋屋さんの与三郎とはちょっと違いましたね。

しかし、このお芝居を最初に演出した人は天才だと思います。年月を重ねて、形が出来上がったとは思いますが、本当にすばらしい。誰が与三郎にあの手ぬぐいのかぶせ方をさせようと思ったのか、あの微妙な色合いの着物にしようと思ったのか、柳の下に立たせて石ころをけらせようと考えたのか、体育座りのような座り方をさせようと思ったのか、裾を手にして足を見せる形を考えたのか、そのひとつひとつがこれ以上のない形で。本当に色気があるし、切り傷だらけなのに美しいし。もちろん、あの名台詞も聞いていて本当に気持ちいいし。なんと言っても、着流し&生足・ふんどし付きですし(*^^*)

このお芝居、他の人がお芝居している間の与三郎が美しくて見所なんですね。ついつい芝居している人を見てしまいますが、2回目観たときは、そのあたりをじっくり見ました。

このお芝居はわりとテンポよく、見所満載で進むので、内面的なところを見逃してしまっていましたが、今回はすごく”ハッ”しました。そういうことだったのかと。芝雀さんのお富もさすが、余裕があって安心して観れたし、染ちゃんのとっても細かい演技に与三郎の複雑な思いとかが伝わってきて、泣きそうになりました。特に蝙蝠安と多左衛門が話している間の与三郎のしぐさと表情にぐっときました。・・染ちゃんのこういう繊細なお芝居が好きなんですよね~。とても初役とは思えなかったです。もう一度、歌舞伎座で観たいです。もちろん、惚れ惚れする着流しでした。名古屋まで行ってよかった。

実は今回、初御園座でした。今まで、あまりご縁がなくて。御園座・・おもしろかったです。1回目はかぶりつきだったのですが、舞台近すぎ。足元見えないくらい。2回目は3階から全体が見えてよかったし、花道七三もよく観えました。ナイス。

あと何が楽しかったって、御園座のお客さん。
本当にお芝居を一生懸命観るあまり、驚くシーンでは『えぇ~~そうなの!』とか口にするんですね。それが一人や二人じゃない(笑)。歌舞伎座では、ありえないですが、その反応がとても素直でおおらかで、もう途中そっちに気を取られそうになりましたよ(笑)。でも、もっともっと若い人が増えるといいなぁ~と思いましたが・・。
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COMMENTS

染ちゃんをご堪能された由、なによりでした~♪
遠征出来ない私は、5月まで我慢×2。
一足早めの「東海道四谷怪談」で涼しくなります(^m^)

私は昨年、海老蔵と菊之介のコンビで見ました。柳の下で石ころ蹴るところ、いいですよね~。生足、立膝かなり観客サービスでどきどきでした。与三郎、実在の人物がいたそうでびっくりです。
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