きもの箪笥*きものメモ

プロフィール

君野倫子

Author:君野倫子
着物好き、歌舞伎好きの文筆家・君野倫子です。
感謝して、愛をこめて。
5月1日からアメリカ・カリフォルニア州在住となりました。
ご連絡はこちらへ⇒



最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


ブロとも申請フォーム


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

7月は映画で・・

7月は歌舞伎オフ月間だったので、映画館で、DVDで、映画をいろいろ観ました。
そんな感想をば。
映画館で観た『百万円と苦虫娘』と『ジャージの二人』は、どちらも”家族”を考えさせられました。いや~こういう映画、好きです。なんかすっごい事件が起こる訳でもなく、すっきり結末があるわけでもなく、でも、「あぁ、人間の生活ってこんなことの積み重ねなんだな」って思える。まぁ、映画としては、好き嫌いがはっきり出るかもしれませんが。

『百万円と苦虫女』
蒼井優ちゃんは本当に可愛い。着ていたチュニックや何でもないコットンのスカートとか、もうとにかく可愛い。で、森山末來くんと蒼井優ちゃんのゴールデンコンビ。ふたりとも自分だけの”空気”を持っているから、二人を見ているだけで「いいなぁ~」と思っちゃう。

百万円と苦虫女百万円と苦虫女
(2008/05)
タナダ ユキ

商品詳細を見る


フリーター生活をしている地味な女の子、鈴子21歳。
特別、目立ちたいと思っているわけでもなく、毎日を平穏に暮らしたいという小さな望みも、ある日、ヒョンな事から前科者になってしまう。居心地の悪さから彼女は「百万円貯まる毎に、いろんな土地を転々とする」旅に出ます。

この「百万円貯まる毎に、いろんな土地を転々とする」というアイデア。
正直、『こんな手があったかっ!!!』と膝を打ってしまいました。
そうか・・私ももう少し若かったら、やってみたかった(笑)。

百万円貯まると転々と・・なので、どの土地に行っても、誰かとちゃんと向き合った関係を作れないし、そもそも作らない。でも、鈴子は中島君(森山未来)を好きになり、居場所を見つけたかのように見えるけれど、中島君もまた不器用な優しさというか、愛情で最後は微妙にずれていく。

意図していないのに、なんとなく・・違う方向に流れて行ってしまう、そして、結局、最後は一方的に切ることでしか修正がきかなくなって平穏ではいられなくなる・・そういう誰にでもありそうな、もどかしさ。ただ、思うままに言葉にすればいいだけなのに・・という状況や空気をホントによく出している映画です。時にオトコマエで、時に限りなく情けない鈴子が誰の中にもいるから、とても鈴子をいとおしくも思えるのかもしれません。

逃げても、私は私でしかなく、私以上でも以下でもない・・そんなところかな。




『ジャージの二人』
ジャージの二人 (集英社文庫 な 44-1)ジャージの二人 (集英社文庫 な 44-1)
(2007/01)
長嶋 有

商品詳細を見る


ホント・・何も起こらない映画です(笑)。きっと「なんなんだよ~」と思った方もいたかも。でも、私はこの映画好きでした。何も起こらない加減が。でも、ちょっと原作を読んでから観たほうが良かったかも。妻に浮気をされている小説家志望(=無職)の男とグラビアカメラマンの父のひと夏の出来事。そう家族って、結局、近すぎてちゃんと話しなくなるもんだよね・・。ちゃんと話をしないうちに、ホントに話をしなきゃいけないときにできなくなっていたりするもんで。でも、やっぱり心配していたり、大切に思っていたりするという・・。堺さんのジャージ姿と情けない旦那ぶり、良かったです。何せ、浮気相手の男の子どもがほしいと妻に告白される旦那ですもの・・どうなの、それって。その妻に腕を組まれそうになって、それを拒む瞬間と小説を書き始める瞬間の演技が素晴らしい。

映画館で「ジャージ貸します」の表示。ちょっと着て観たかった(笑)。


『ゆれる』
ゆれるゆれる
(2007/02/23)
オダギリジョー香川照之

商品詳細を見る

観たいと思いつつ、観てなかった映画です。いい映画でした。香川照之さんは本当にいい俳優さんです。はい。オダジョーもはまり役でした。「ゆれる」というタイトルが吊り橋からきているだけではないのがよくわかります。この映画も描いているのは”家族”。同じ家で同じ親に育てられながら、まったく違う人生を歩んでいる兄弟。互いを思い、互いをうらやむ。愛しているのに、憎らしい・・そんな長年に蓄積した心理の描写が素晴らしい。日本人らしい繊細な作品だし、女性ならではの視点や演出も良かったな。

余談ですが、香川照之さんは市川猿之助さんの息子さんで、亀ちゃんのいとこ。「徹子の部屋」で歌舞伎役者にならなかったから、自分の息子は歌舞伎役者に・・といったことを話されていました。それはまた楽しみ♪

『青の炎』
青の炎 廉価(期間限定)青の炎 廉価(期間限定)
(2007/07/06)
二宮和也松浦亜弥

商品詳細を見る


ずいぶん前に小説を読んでいて、大好きな作品だったので、ニノ君にあやや??と思いつつ鑑賞。やっぱり、ニノ君はなかなかの役者だわ。あややは・・・・。。わりと小説に忠実だったかな。


↓娘がほぼ井坂幸太郎作品を読破しつつあるので、映画化されたものは観てみよう・・ということで伊坂幸太郎シリーズ。

『陽気なギャングが地球を回す』
陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション
(2006/10/25)
大沢たかお鈴木京香

商品詳細を見る


中身があるわけではありませんが(笑)、バカバカしさが痛快で楽しいです。ホントに佐藤浩市は、笑わせてくれます。娘いわく、小説のがおもしろいらしいです。


『アヒルと鴨のコインロッカー』
アヒルと鴨のコインロッカーアヒルと鴨のコインロッカー
(2008/01/25)
濱田岳瑛太

商品詳細を見る


最後の種あかしにはびっくりしますが(笑)、笑いにごまかされてしまいそうだけど、実はすごい重いテーマが奥にあって、なかなか良かったです。瑛太をはじめ、キャストはみんな、はまり役ですが、松田龍平の存在感がすごいです。



さて、9月はまた観たいなと思っている映画が・・。

 『東南角部屋 二階の女』
西島さんの映画です。またまた、ちょっと、ゆるそうな雰囲気で、何も起こらない加減がツボな予感(笑)

『トウキョウソナタ』
キョンキョンと香川照之さん。カンヌ映画祭の「ある視点」受賞作品。これはちょっと観たいかな。

『ゲキxシネ』
前回、観に行けなかったんで、9/6~19に再演決定したので、今回はなんとか。
『髑髏城の七人~アオドクロ』
『朧の森に棲む鬼』

9月は久しぶりに、染ちゃん歌舞伎カムバック月間なので、忙しいんですが・・、なんとか観たいものです。
スポンサーサイト

COMMENTS

『ジャージの2人』以外、全部見てます。
『ゆれる』は特に素晴らしかったです。
監督と是枝監督の舞台挨拶もあって、
質疑応答で盛り上がりました。
はじめまして
はじめまして♪
かみさんの実家が日立の
河原子海岸で民宿をしています♪

蒼井優の映画
【百万円と苦虫女】
河原子で撮影してました♪
休憩中ですが、写真撮ったので
見に来て下さい♪
実物はすごく
可愛かったです♪
監督が、この河原子海岸が
気に入って撮影したそうです!
実際、綺麗です♪
義父が他界して、
かみさんの兄弟と
実家を盛り上げて行こうと
ブログを作りました。
通年民宿 第二常作です・・
宜しくお願いします♪
http://motemama.seesaa.net/

SUBJECT
NAME
MAIL
HOME
PASS
COMMENT

TRACKBACKS

URL :

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)




発売中!

kimonohiroba




Google



♪著書♪ 


















kimonotenugui1 
 手ぬぐいとしても、半衿や替え袖
など着物にも使える手ぬぐいです。
詳細・ご購入はコチラから♪→

 






君野倫子のきもの着せかえあそび















SEARCH THIS SITE




ブログ内検索

RSSフィード
リンク
Designed by TABLE ENOCH
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。