2008/08/22 Fri 16:43
納涼歌舞伎・3部

野田版 愛陀姫(あいだひめ)を観たくて、今月は3部だけ観ることにしました。
野田さんのお芝居はいつも家族で必ず、観るのですが、今回は夫と二人で。
夫と歌舞伎に行くのは、はじめて。というか、たぶん彼は歌舞伎がはじめて。あまり歌舞伎に興味があるわけではないのですが、野田さんの作品なら・・と。
感想は続きをどうぞ。
一.紅葉狩(もみじがり)
勘太郎くん、がんばってました。
いつも勘太郎の女形はごっついのが気になっていましたが、今回は化粧が変わったのか、鬘が変わったのか、何かが違って、とても綺麗でした。でも、声が・・もう一息。おしい。
紅葉狩って、姫様が踊っている途中、一瞬、鬼の正体をちらりと見せるところが好きなのですが、それもあまり迫力が感じられず・・残念。そこが甘いとせっかくの二役がもったいないところ。鬼になってからは迫力もあり、いい感じでした。踊りの上手な勘太郎にしては、扇使いなど、見ているこちらがハラハラしてしまいました。どうしたんでしょう。
二.野田版 愛陀姫(あいだひめ)
まさに歌舞伎役者が演じた野田さんのお芝居。
野田さんの作品は何をしたって、テンポが上がってしまいますね。
野田ファンとしては十分楽しめました。夫も満足げ。
オペラの「アイーダ」が題材。アイーダが愛陀、アムネリスが濃姫、ラダメスが木村駄目助左衛門。
野田さんの作品はいつも必ず「言葉遊び」があって、今回は歌舞伎だからか、木村駄目助左衛門の言葉をひらくと『きむらだめすけざえもん』とちゃんとセリフの中で説明がありましたね(笑)。絶対、説明なきゃ、わかんないよね。
大衆が望むことをお告げして、大衆心理をつかんで人気を得て、次第に力を持つようになる祈祷師たち。そのインチキ祈祷師にすがろうとする大衆を皮肉った台詞。木村駄目助左衛門に巫女たちが「釈明せよ」「謀反人じゃ」と繰り返す場面。結局、どんどん力を持たれてしまい、衣裳が豪華になればなるほどインチキくささ炸裂していく祈祷師(福助さんはユバーバみたいだった)、結局、濃姫は愛する人を窮地に追い込んでしまい、操っているはずの祈祷師に城を追い出されてしまう。信じられるのは神か人間か・・。その台詞のひとつひとつが、いかにも野田さんらしさが出ていて、ニンマリ。
しかし、最後の風船のシーンは、笑うところではないんだけど、笑いが起こってたな。ラストシーンも歌舞伎にしては濃かったかも。道具の展開も野田さんらしかったけど、歌舞伎であれをやると落ち着かない人も多かったろうな〜。
七之助くんの愛陀は気丈でかわいらしく熱演。
橋之助さんはさわやかではまり役。
一番、光っていたのが祈祷師の福助さん。そのまま野田MAPに出ていただきたいくらい(笑)。
残念だったのは、勘三郎さんの濃姫。
ちょっと貫禄ありすぎて、恋敵の愛陀をおとしいれようする悪女の一面があまり感じられなかったかな。それと濃姫の衣裳もいまひとつ・・・どうも安っぽく見えてしまって高貴な印象に見えなかったなぁ。残念。
しかし、これは歌舞伎か?と思ったベテランさんは多かったかもしれませんね・・。歌舞伎役者が演じる必要性みたいなものがあったのか・・なんて考えてしまう方もいたかも。ちょっと映像とトランペットはなくても良かったかな・・と私も思いました。でも、実は歌舞伎は懐が深〜〜いので、これも歌舞伎としてしまうのかもしれませんね。毎年、納涼の3部は「チャレンジ歌舞伎」で、もしかしたら、こういう試みが将来の古典の一歩かもしれませんしね・・と思いたい(笑)。
さて、「野田版・研辰の討たれ」「野田版・鼠小僧」、今月の「野田版・愛陀姫」の脚本が収録されている本「野田版歌舞伎」が出ました。ナイス!
・・・でも、野田さんの脚本を文字で読んでも難解なんだけど。
さてさて、来年1月、野田MAPの公演が発表になりました。
私の大好きな2大女優さん、松たか子X宮沢りえですっ!
で、他のキャストも発表になりました。
『ハイパー』
松たか子
宮沢りえ
橋爪 功
大倉孝二
北村有起哉
小松和重
田中哲司
佐藤江梨子
コンドルズ
野田秀樹
おぉ〜芸達者な橋爪さん、大倉さん、北村さん、田中さん・・と楽しみなキャスト。また、チケット争奪戦が厳しそうですが、これはマストです。絶対、行きます(宣言)。
勘太郎くん、がんばってました。
いつも勘太郎の女形はごっついのが気になっていましたが、今回は化粧が変わったのか、鬘が変わったのか、何かが違って、とても綺麗でした。でも、声が・・もう一息。おしい。
紅葉狩って、姫様が踊っている途中、一瞬、鬼の正体をちらりと見せるところが好きなのですが、それもあまり迫力が感じられず・・残念。そこが甘いとせっかくの二役がもったいないところ。鬼になってからは迫力もあり、いい感じでした。踊りの上手な勘太郎にしては、扇使いなど、見ているこちらがハラハラしてしまいました。どうしたんでしょう。
二.野田版 愛陀姫(あいだひめ)
まさに歌舞伎役者が演じた野田さんのお芝居。
野田さんの作品は何をしたって、テンポが上がってしまいますね。
野田ファンとしては十分楽しめました。夫も満足げ。
オペラの「アイーダ」が題材。アイーダが愛陀、アムネリスが濃姫、ラダメスが木村駄目助左衛門。
野田さんの作品はいつも必ず「言葉遊び」があって、今回は歌舞伎だからか、木村駄目助左衛門の言葉をひらくと『きむらだめすけざえもん』とちゃんとセリフの中で説明がありましたね(笑)。絶対、説明なきゃ、わかんないよね。
大衆が望むことをお告げして、大衆心理をつかんで人気を得て、次第に力を持つようになる祈祷師たち。そのインチキ祈祷師にすがろうとする大衆を皮肉った台詞。木村駄目助左衛門に巫女たちが「釈明せよ」「謀反人じゃ」と繰り返す場面。結局、どんどん力を持たれてしまい、衣裳が豪華になればなるほどインチキくささ炸裂していく祈祷師(福助さんはユバーバみたいだった)、結局、濃姫は愛する人を窮地に追い込んでしまい、操っているはずの祈祷師に城を追い出されてしまう。信じられるのは神か人間か・・。その台詞のひとつひとつが、いかにも野田さんらしさが出ていて、ニンマリ。
しかし、最後の風船のシーンは、笑うところではないんだけど、笑いが起こってたな。ラストシーンも歌舞伎にしては濃かったかも。道具の展開も野田さんらしかったけど、歌舞伎であれをやると落ち着かない人も多かったろうな〜。
七之助くんの愛陀は気丈でかわいらしく熱演。
橋之助さんはさわやかではまり役。
一番、光っていたのが祈祷師の福助さん。そのまま野田MAPに出ていただきたいくらい(笑)。
残念だったのは、勘三郎さんの濃姫。
ちょっと貫禄ありすぎて、恋敵の愛陀をおとしいれようする悪女の一面があまり感じられなかったかな。それと濃姫の衣裳もいまひとつ・・・どうも安っぽく見えてしまって高貴な印象に見えなかったなぁ。残念。
しかし、これは歌舞伎か?と思ったベテランさんは多かったかもしれませんね・・。歌舞伎役者が演じる必要性みたいなものがあったのか・・なんて考えてしまう方もいたかも。ちょっと映像とトランペットはなくても良かったかな・・と私も思いました。でも、実は歌舞伎は懐が深〜〜いので、これも歌舞伎としてしまうのかもしれませんね。毎年、納涼の3部は「チャレンジ歌舞伎」で、もしかしたら、こういう試みが将来の古典の一歩かもしれませんしね・・と思いたい(笑)。
さて、「野田版・研辰の討たれ」「野田版・鼠小僧」、今月の「野田版・愛陀姫」の脚本が収録されている本「野田版歌舞伎」が出ました。ナイス!
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・・・でも、野田さんの脚本を文字で読んでも難解なんだけど。
さてさて、来年1月、野田MAPの公演が発表になりました。
私の大好きな2大女優さん、松たか子X宮沢りえですっ!
で、他のキャストも発表になりました。
『ハイパー』
松たか子
宮沢りえ
橋爪 功
大倉孝二
北村有起哉
小松和重
田中哲司
佐藤江梨子
コンドルズ
野田秀樹
おぉ〜芸達者な橋爪さん、大倉さん、北村さん、田中さん・・と楽しみなキャスト。また、チケット争奪戦が厳しそうですが、これはマストです。絶対、行きます(宣言)。

